[新型コロナウイルス]緊急小口融資 の実態をお知らせします。
最大80万円が無利子・保証人無しで借りられるというので、新型コロナウイルスの影響による 社会福祉 緊急小口資金(特別貸付)を申し込んで来ました。
東京都23区の各区にある社会福祉協議会に行って来ました。実際どうなの?と思いますよね?!
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本当に借りられるのか?はたして、償還免除はあるのか?
そもそも借金なのだから返さなくてはならないと思って躊躇したりします。
私が直接行って申し込んできた情報をお届けします。
結論から言うと、私は申込を受理してもらいましたが、意外とハードルが高いという印象が残りました。
それに実際は(次回に詳しく説明しますが・・・)、
誰でも80万円借りられるという訳ではありません。
80万円というイメージが一人歩きして広がっているだけで、まずは、この20万以内という「緊急小口資金」を借りられて、その次に、総合支援資金の「生活支援費」を申請できるようになります。(2020年4月8日現在)
ですので、80万なら借りたいけど、20万なら借りないという方がいれば、それは元々申し込む必要がありません。
そして、「緊急小口資金」を借りられた後の事となる「生活支援費」をしばらくして借りられた場合でも、二人以上世帯で月額20万円(以内)、単身世帯は月額15万円(以内)で、それぞれ、その3ヶ月分ということになります。
つまり、二人以上世帯で、まず「緊急小口資金」20万円(最大)、その後しばらくして20万円×3ヶ月で、合計が80万円(最大)ということになります。
独身世帯の場合は、「緊急小口資金」20万円(最大)、その後しばらくして15万円×3ヶ月で、合計が65万円(最大)ということになります。
※一回の申込みで、80万や65万の申込みが出来る訳ではないので、注意が必要です。
※制度上、「緊急小口資金」と「生活支援費」は別物なので、限度額いっぱいの借入を行いたい場合は、最低二回は申込みに行かなくてはなりません。
そう言ってしまうと、「やっぱり、そう簡単には出してくれないよね~」という話になってしまいます。しかし、諦めてはいけません。「緊急小口資金」の20万(以内)だけでも借りられれば、一息つける人がいっぱいいます。
ちゃんと申込みを受理してもらえれば、1週間で指定銀行口座に振り込んでくれるそうです。(4月15日追記)
1週間後にちゃんと振込がありました。
ただ、どうしたらよいかが分からない人がいっぱいいると思いますので、その方々の為に、順を追って申込方法を一つ一つ説明します。必要な方は、どうか参考になさってください。
まず何はともあれ、用意する書類です。
(ここで面倒だと思ってはいけません(笑)。落ち着いてやれば、そんな難しいことではありません。)
(1)本人確認書類
(運転免許証か健康保険証、その他パスポートや住基カード等でも可)
(2)住民票の写し
これはすぐに取得しておきましょう。最近は、マイナンバーカードを持っていればコンビニでも取得できます。
注意点は、世帯全員が記載された発行後3ヵ月以内のもの。
世帯全員とは、住民登録上の一世帯全員(ほとんどの人は家族全員)ということです。夫婦であれば二人、独身者で世帯を分けている人や、単身者は一人です。
続柄は記載する。本籍は記載しないでOKです。
(3)預金通帳
※申込み当日までの記帳を行うこと。(とは言っても、何も動きがなければ記帳に行っても「現在、記帳するものはありません。」となるだけなので、一応、前日までには記帳しておき、当日は記載が無ければないと言いましょう。)
A・新型コロナウイルス感染症の影響で減収したことが確認できる通帳
B・税金、社会保険料、公共料金等の支払いが確認できる通帳
C・日常的に入出金を行っている通帳
D・給与明細等の収入が確認できる書類
が、必要ということになっています。
これらはどういうことかと言いますと、
A・直接的に減収が分かるような通帳ということですが・・・
例えば、先月までは〇〇万円の収入があった(記帳されている)、しかし今月末にはその収入が入って来ないことが分かっているという場合などは、通帳だけでは証明できません。
毎日収入の記帳があって、それが日々減少して来たなどと分かりやすく証明できる人はよいのですが、全員が全員そのような人ではないはずです。
ですので、
あまり難しく考えず、収入が入って来ている通帳を用意しましょう。その上で、なぜ収入が減るのか、または入って来ないと思われるのかの説明をすればよいでしょう。 (その通帳において増収している方、または今後の不安の無い方は、そもそもこのような資金を借りる必要がない方でしょうから論外とさせていただきます。)
B・上記Aと一つの通帳でまとめてられる方は、その一つの通帳で大丈夫です。
また、通帳で確認できない場合は、税金、社会保険料、公共料金等の「支払い済み」の領収書を持って来てくださいということがあるので、その場合は、せめて電気、ガス、水道の払い込み済み領収書を持って行きましょう。
これらは、どう言う趣旨かと言いますと、
まず、本人に収入があって→そこから本人が、家賃や光熱費を払って生活しているかという確認です。
例えば、単身世帯とは言え、親などが家賃や光熱費を払ったり補助してるなどが明らかな場合は、「貸付が単なるお小遣いのようになってしまうなどの事がないように」する為のようです。
ですので、もし、二人(例:子供のいない夫婦)世帯で、夫婦ともに収入があって、一方が家賃や光熱費を払っている場合は、その支払いをしている一方が申し込むか、または支払ってもらっていると申告すればよい訳です。
(但し、この場合、支払ってもらっている一方が申込みをした場合に、どのような回答があるかを今私は理解していません。予想ですが、あくまで1世帯につき1申込受付の扱いになるのでは?と思います。だとすると、2人か3人以上の世帯でも最大20万だと、少ないのでは?!と思います。)
同居していても、世帯を一つにしていない場合、つまり同棲状態や友人同士で同居している場合などは、どちらがどう光熱費や家賃等を支払っていようと、証明または説明できれば問題ないと思われます。(必ずしもと言う訳ではないので、確認はしてください。)
C・日常的に入出金を行っている通帳???
何を言ってるのか分かり難いです。
もちろん、細々とした生活費を含め、そう言った通帳を用意し管理しているとすればそれを持って行けばよいかと思います。ABC全部が一冊の通帳にまとまっていれば、説明もしやすいです。その場合は、何冊も用意しなくとも、一冊だけ持って行けばよいことです。
しかし、そのような人は稀です。
要は、少なくとも住居費が分かる通帳という意味でよいかと思います。
特に、賃貸住宅に入居していて、その家賃の支払いはどのように行われているかということが分かる通帳など。持ち家の場合は、固定資産税の払込み済領収書などでも受理してもらえそうです。
ABC全部が一冊で済めば簡単ですね。
D・もちろん、給与所得者で明細がある方は、それを用意します。
ただ、フリーランスや個人事業主の場合は、そうも行きません。ですので、フリーランスや個人事業主の方は、基本的にAを持って説明に行きましょう。
(4)印鑑(銀行印)
これは、返済時が自動引き落としの為です。自動引き落とし用の書類に署名と押印する必要があるので、銀行登録印鑑を持って行きます。
なお、その他、申込書や借用書への押印も必要ですので、もしそれらの書類に銀行印と同じ印鑑を使いたくない方は、別の印鑑をもう1本用意するとよいでしょう。
(5)その他、社会福祉協議会が指定する書類
私は個人事業主で、月により収入額が一定ではないので、通帳やその他では明確な減収結果を証明することが出来ませんでした。つまり「先々月までは〇〇万円入って来ていたのに、コロナの影響で先月〇〇万円しか入らなかったので生活に困窮しています。」のような証明を銀行通帳ですることが出来なかったのです。
ですので、「取引先等からの支払い遅延に関する書類のようなもので証明が出来ないか?」と言うことを求められました。
たまたま取引先からそのような書類をいただいていたので、それを提出しましたが、一般的には、取引先から書類を作成していただくなどの事は無理がある場合があると思います。
こう言ったことは余計なハードルとなって、申込みをした人の中でも途中で止めてしまった方もいるのではないか?!と想像します。
当方では、そう言った方の為にも、今後無料で各種相談を受付けしたいと考えています。
必要な書類をまとめます。
(1)本人確認書類
(2)住民票の写し
(3)預金通帳
(4)印鑑(銀行印)
ますは、これだけです。
※本人確認書類や通帳は、予めコピーを取って行くと、時間が短縮できます。
ただ、コピーを取るのが不安な方は、余計なことは止めて社会福祉協議会の方々にお任せしましょう。
原本を持っていけばよいことになっていますのでやり過ぎの場合もあります。・・・多くの方が申込みを行っており、担当者の方々が少ない人数で受け付けをしているので、一人一人の担当者の方がコピーを取るだけでも大変な時間が掛かっていると言うことです。
さて、長々と説明してまいりましたが、私は申込みが受理されるまで(まだ審査に通ったとかそう言うことではありません)、3月に電話で問合せをしてから約2週間掛かりました。
それでも早い方かとも思いますが、まず、どの書類等を用意しなくてはならないのか?それから、書類の用意、1回目の申込→2回目の申請受理までが約2週間掛かったということです。
その上で、審査が通って私の銀行口座まで振り込まれるとしたら、後1週間掛かります。
その間、支払いをしなくてならない先は待ってくれるのでしょうか?
どなたでも、もしこの「小口緊急資金」を申込みたい方がいらっしゃれば、早め早めの行動をお勧めします。
そして、もし申込みをしようとしたその時に、私には無理だとか、分からないとか、そう言った事があれば、出来るだけ申込みまでは出来るように、事前準備に関して「無料」で私がサポート致します。
それは、一人でも多くの方に、希望を持って、やれる事をやっていただきたい為です。
お問い合せ先などは、今、準備しています。出来上がり次第、このブログでお伝えします。恐縮ですが、次回までお待ちください。
但し、申込みに際しても、社会福祉協議会のフロアーが、密集・密閉・密接が無いよう保たれている空間かと言うと、それは疑問ですので、あくまでも自己責任でお願いします。
以下は、個人的な感想です。
私は東京都23区内に在住しています。当然、私が行った社会福祉協議会は、私が在住している区の社会福祉協議会です。(東京であれば23区の一つの区毎に、申込み場所が異なります。)
私はよく理解していなかったのですが、社会福祉協議会は、基本的に生活保護などを必要とする人々を支援している機関かと思われます。
リーマンショックの時には、今のコロナウイルスにおける以上の人々が社会保障を求めて訪れていたと聞きましたが、その時であれ今であれ、それら社会保障に関わる仕事をなさっている人々が潤沢にいらっしゃる訳ではありません。
実際、私は、書類を準備して1回目に訪れた時には、2時間~3時間程度の待ち時間がありました。(何時間くらい掛かるか分からない待ち時間は結構辛いものです。本でもスマホでも持って行って時間潰しが出来るよう準備して行くことをおススメします。)
その待ち時間にしても、[3蜜](人との)密集・密閉・密接が無いように保たれている空間かと言うと、それは疑問です。(実際は、数十人が狭い一部屋で待たざるを得ない状況がありました。)
しかし、医療現場の方々にしろ、社会福祉協議会の方々にしろ、多くの日本人も、このコロナウイルスの時期ですら、人々の役に立とうと必死に働いてくれている人もいます。そのような行為には感謝してもし過ぎることはありません。
私を担当していただいた社会福祉協議会の方も、私のことを考え、思いやりを持って接していただきました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
とは言え、私ははっきり言って、これらの制度は根本的な部分と運用の部分双方で、設計上の間違いがあると思っています。
それは主に、不正受給やなりすまし防止に重点を置きすぎて、本当に必要な人へ届き難くしているからです。
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